フリーエンジニアとして業務委託を受けて仕事をする際には、仕事内容によって単価に大きな違いがあります。筆頭に上がるのが管理職であり、新たなプロジェクトを起ち上げる際のプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーとしてフリーエンジニアが起用されるのはIT業界ではしばしばあることです。管理職として業務委託を受けるだけで年収1000万円を越えることも多く、やりがいもあって魅力的な道としてフリーを目指すエンジニアも少なくありません。しかし、雇用する企業側も慎重であり、採用条件が厳しく設定されている茨の道です。

エンジニアとしての基本スキルと豊富な実務経験があるのは最低条件であり、新規に起ち上げるプロジェクトに関わる一通りの現場経験が求められます。それに加えて、マネジメントスキルがあるかが問われるため、採用試験の際に行われる面接やプレゼンテーションでの評価が大きく採用を左右するのが特徴です。管理職としての経験も重視されることから、一度採用されて働いた職歴があると採用確率が飛躍的に上昇し、もともと提示されていたよりも高い単価で働ける場合もあります。また、有能なエンジニアとして評価されると、仕事の完遂後に正社員としての雇用を提案されることも多く、キャリアパスとしてフリーエンジニアから正社員への道を考えている際にも有望です。そのキャリアを元にして別の企業での採用を求めることも可能であり、管理職を目指す人にとって魅力的な仕事となっています。